茅ヶ崎市 人工透析 血液透析濾過 夜間透析 臨時透析 食事療法 「茅ヶ崎セントラルクリニック」

クリニック通信

令和5年6月1日

いきなりですが、電気代、本当に高騰していますね。我が家でも昨年と比較しても倍近く電気代がかかっています。当然セントラルクリニックの電気代も同様です。

電気料金の値上げは、主に燃料価格の高騰が原因です。日本は火力発電に依存しているため、天然ガスや石炭などの燃料を輸入していますが、その価格が国際的に上昇しています。特に天然ガスは、中国の需要増やロシアと欧米の対立などで供給不足が懸念され、スポット価格が急騰しています。また、天然ガスの長期契約の価格も、原油価格に連動して変動する仕組みになっているため、原油価格の高騰も影響しています。これらの燃料価格の変化は、電気料金にも反映される仕組みになっているため、電気料金が値上がりすることになりそうです。政府は電気料金の激変を緩和するために一時的な補助策を実施していますが、それも2023年9月までとなっているため、今後も家計や産業への負担が増す可能性があります。

電気料金を節約する方法はいくつかありますが、大きく分けて2つの方法があります。1つ目は、電力の契約を見直すことです。 電力会社や料金プランを変更することで、電気代を年間平均28,311円以上節約できる可能性があるそうです。また、電気とガスをセットで契約すると、電気の従量料金を毎月2%節約できる場合もあります。

2つ目は、家電の使い方を見直すことです。電気代が最もかかる家電は冷蔵庫なので、古いものは省エネ性能の高いものに買い替えると良いでしょう。また、エアコンは設定温度を1度変えるだけで、年間約6,000円(冷房)~4,800円(暖房)節約できます。エアコンの風向きを平行にしてサーキュレーターと併用すると、空気の循環が良くなり、さらに節約効果が期待できます。以上のように、電力の契約や家電の使い方を見直すことで、電気料金を節約することができます。

一方で、あまり極端に節電をしてしまうと、今度は寒暖差疲労という状態に陥ることがあります。これは大きな気温の変化に体がついていかない状態で、自律神経が乱れてしまうことで起きる症状を指します。寒暖差疲労の症状は人によってさまざまで、発熱、吐き気、頭痛、下痢、悪寒、肩こり、鼻炎、脳貧血、喉の痛み、発汗、腹痛、眠気、めまい、足のだるさ、筋肉痛などが挙げられます。

寒暖差疲労を防ぐためには、室温を一定に保ち、バランスのとれた食事を心がけ、良質な睡眠をとり、適度な運動をするなどが有効です。また、お風呂にゆっくり浸かることも自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。

ただし、お風呂に関しては、透析日にはお風呂に入ることはおススメしません。またあまりにも長時間の入浴をしてしまうと、血管が開き、血圧が低下してシャントが詰まる要因にもなりますのでご注意ください。

もし寒暖差疲労の症状がひどくなったり持続したりする場合は、当院医師までご相談ください。

グアムではすでに台風で大きな被害がでているそうです。沖縄は梅雨入りしました。そして神奈川県もこれから梅雨入りしてくるでしょう。寒暖差疲労同様、体調管理をこまめに行うことで、ある程度は快適に過ごすことが出来るのではないでしょうか。

今後も引き続き、「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。

医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕

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