仕事のやりがい
Vol.009
2024.02
看護師
勤続年数: 4年2ヶ月
患者さんが伝えてくれる小さなことを大切に
茅ヶ崎セントラルクリニックに入職して5年が経過しました。透析看護に携わるのは
初めてのことです。週3回4時間の透析を何事もなく終えるということは当たり前の
事のようですが、患者さんの病状や自己管理状況によっては非常に困難になることも
あります。
高齢女性患者さんが「これ(透析の機械を見ながら)ずっとやらないとダメなんだよね
」
と言いました。その患者さんはたびたび血圧が200以上となり、透析終了後も状態
観察の為に残っていただく事が続きました。再度血圧測定されることに憤慨し、声を
荒げる事もありました。話しを聴くと
「血圧の事ばかり言われたくない」
「 わかってい
ても透析に来るのが嫌になる」
「 薬を飲むのも面倒くさい」
と。実は時々薬が飲めてい
ないことがわかりました。
透析はどんなことがあっても続ける必要があります。看護師は頻繁に顔を合わせる身
近な存在です。患者さん自身の体調のこと、治療への疑問や不安など、相談窓口にな
るのは看護師の役割です。患者さんが伝えてくれる小さなことが、自己管理の状況や
合併症の早期発見にもつながります。そのためには普段から患者さんと信頼関係を
築くことがとても大切です。透析クリニックの看護師として専門知識や技術のスキル
アップに努め、頼っていただけるよう頑張っていきたいと思います。