平成24年6月1日
透析医療の進歩は目覚ましいものがあります。2010年度の全国患者調査結果が発表され、慢性透析患者数は全国で29万7千人と報告されました。当院は3月末日現在で171人の患者様が通院加療しておられます。調査結果と合わせ、当院の数字を( )内に示します。
図は慢性透析患者の年齢分布を表していますが、御覧のように、男女とも透析患者は年齢60歳以上の方が多数(当院では75%)を占めています。男女比は2:1で、女性よりも男性がやや早く透析の導入を開始していますが、高齢になるにつれて女性患者の透析が増加します。
当院の患者数を男女別に表したものを次に示しますが、やはり男性の患者様が多く、うち約7割が男性患者、3割が女性患者です。
導入から5年未満の透析患者は13万8千人で48.2%(当院は62人で36.3%)、5年から10年未満の透析患者がその半分の25.3%(当院は52人で30.4%)、10年から15年未満がそのまた半分の12.6%(当院は25人で14.6%)となっており、最長透析歴の患者様は42年8か月(当院は38年2か月)と記録されています。当院開院以来の透析患者様が15人おられ、週3回通院されています。
つまり、当院の患者様は全国平均と比べて、透析導入からの期間が長く、それだけご長命ということになります。
茅ヶ崎セントラルクリニック
理事長 小川 成海
院長 岩尾總一郎