令和6年12月1日
寒さも本格的になってまいりましたが、みなさま体調など崩されていないでしょうか。早いもので今年も締めくくりの時節となりました。
振返ってみると2024年は石川県、能登半島での大地震から始まる波乱の幕開けでした。8月には初の「南海トラフ巨大地震臨時情報」が呼びかけられ、眠れない日々を過ごしましたね。改めて地震大国に住んでいるという自覚と、災害対策を考えさせられるきっかけとなりました。
その他はといいますと、4月の「患者様各位」でも触れましたが、運送業をはじめとする「働き方改革」が進み、医療業界でも医師の時間外労働の規制が本格化した年でもあります。少子高齢化による深刻な人口減少で政府も様々な策を講じ、いかに効率よく生産性を上げるかはこれから先も長い課題となりそうです。
また、今年はオリンピックの年でもありました。
日本のお家芸と言われる柔道での活躍や、新しい競技での活躍に胸を熱くしたことも記憶に新しいです。
熱い(暑い)といえば、連日の猛暑。
史上最も暑い夏だったと言っても過言ではありませんでしたが、今年だけに留まらないだろうという予測は外れて欲しいと願わずにはいられません。
クーラー等の過剰使用による電力がひっ迫されることなく、電力制限がなかったことが不幸中の幸いでしょうか。
10月に入り新しい内閣が発足され、これから我が国がどの方向を向いて進むのか、他人事ではないと注視していかなくてはいけませんね。
さて12月です。
何かと忙しい師走ですが、やはり大掃除は欠かせませんね。
大掃除は、日本の伝統行事である「煤払い(すすはらい)」に由来します。現在では「お正月」とは一年の初めをお祝いする行事ですが、もともとは五穀豊穣や幸せをもたらす年神様をお迎えするためのものでした。一年の汚れを落として年神様をお迎えする準備をするのが、平安時代の宮中で行われていたことが始まりといわれています。宗教的な意味合いや、日本古来の伝統が薄れてきた現在も、年末の大掃除の風習だけが残っているといえるでしょう。
1年の終わりにいつもとは違う場所も掃除してみてはいかがでしょうか。
ただ頑張りすぎないことが大掃除のコツです。完全を目指さずとも、8割程度キレイになれば上出来と考えましょう。
時節柄、皆様ご多忙のことと存じます。くれぐれもお体にはご自愛ください。
「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏なきよう努めてまいります。
何卒よろしくお願いします。
来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げて、今年度最後のご挨拶とさせていただきます。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕