平成25年8月1日
食中毒対策について
夏期は気温や湿度が高くなり、細菌による食中毒が起こりやすくなります。そこで、神奈川県では、過去の食中毒発生時の気象条件等を解析した予測式により食中毒警報を発令し、注意喚起を行っています。
発令期間 | 発令日数 | 発令中の発生件数 A ( )内はA/B% |
年間発生件数 B | |
---|---|---|---|---|
H22年 | 7月27日 ~10月21日 | 87日間 | 17(26.6%) | 64 |
H23年 | 7月27日 ~10月19日 | 85日間 | 22(33.8%) | 65 |
H24年 | 7月31日 ~10月10日 | 78日間 | 4(11.8%) | 43 |
今年は、食中毒警報の発令は、7月18日にありました。すでに県内では多くの食中毒が発生しています。
件 数 | 患 者 数 | 死 者 数 | |
---|---|---|---|
H25年1月1日~7月4日 | 15件 | 427名 | 0名 |
H24年同期 | 24件 | 554名 | 0名 |
夏期は気温や湿度が高くなり、弁当や魚介類を原因食品とする黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオなど細菌による食中毒が起こりやすくなります。
食品に「食中毒菌」が付着しても肉眼では分からない上、食品中で「食中毒菌」が増えても、臭いや味、色などが変わらないことが多いので、家庭においても食品の取扱いに十分注意して、食中毒を防ぎましょう。
原則1 つけない
- 調理の前、生の魚や肉をさわる前後は、手をよく洗いましょう。
- 包丁やまな板は、使用前後によく洗いましょう。また、できれば肉用、魚用、野菜用などに分けて使ってください。
- 生の肉や魚を保存するときは、切り身からの水分・血などが他の食品を汚染しないよう拭き取り、ラップなどに包んで保存しましょう。
原則2 増やさない
- 傷みやすい食品は室温で放置せず、冷蔵庫に保存しましょう。また、冷凍庫を使う場合は、時間的にも量的にも置きすぎに注意しましょう。
- 調理した食品は早めに食べましょう。
原則3 やっつける
- 加熱調理する食品は中心までよく火を通し、特に肉類は生で食べないようにしましょう。
- ふきんやまな板などの調理器具はよく洗い、熱湯で消毒しましょう。
なお、当院厨房は保健所の指導のもと万全を期していますのでご安心ください。
茅ヶ崎セントラルクリニック
理事長 小川 成海
院長 岩尾總一郎