平成26年8月1日
梅雨が明け、降り注ぐ太陽がより眩しさを増し、いよいよ夏本番を迎えますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
この時期、しばし夏の暑さを忘れさせてくれるのが、花火大会です。ここ茅ヶ崎では『第40回サザンビーチちがさき花火大会』が2日(土)に開かれます。また、江ノ島の片瀬西浜では19日(火)に、平塚の相模川河口では22日(金)にも花火大会が開催されます。
一番の見どころは、連続で打ち上げる花火
「スターマイン」と、孔雀が羽を広げたように
海面から打ち上がる「水中孔雀」です。
幻想的な世界に引き寄せてくれる色鮮やかな花火。
多彩な色が出る秘密は、金属の炎色反応を利用しているのだそうです。金属は燃えるときにそれぞれ特有の色を出します。これを炎色反応と言います。
花火の火薬にはいろいろな金属の粉が混ぜられていて、その金属を上手に燃やす事で、美しい色を出します。
□赤色(ストロンチウム)は、ホッキ貝・カキ貝殻等に含まれています。また、ストロンチウムにはサンゴの成長を早める効果があり、熱帯魚の観賞用の水槽でも使われています。
□黄色(ナトリウム)は、皆様におなじみの食塩に使われています。また、石けんやスポーツドリンクに含まれている事もあります。
□緑色(バリウム)はレントゲンの造影剤として、
硫酸バリウムが使われています。
他にもカルシウムはオレンジ色などと夜空を彩る花火には、化学の原理がうまく使われ、様々な工夫が凝らされています。花火をご覧になる際、何が燃えているのか考えるのも面白味が増すかもしれませんね。
本格的な夏を迎え、熱中症などに十分にお気を付けください。
今後とも、「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏なきよう、努めてまいります。よろしくお願いいたします。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
理事長兼院長 岩尾 總一郎