平成27年2月1日
2月4日は立春です。まだまだ厳しい寒さが続きますが、皆様、お変わりなくお過ごしのことと存じます。さて、2月になると花粉症のシーズン到来です。
2014年の夏、西日本は低温・少照・多雨だったため、今春は例年より飛散が少なく、逆の気象条件であった関東以北は飛散が多いと予想されています。
花粉症は、体を守る働きをする「免疫」が植物の花粉に過剰に反応し、自身の体にアレルギーを引き起こす疾患の一つです。
予防法として◇目・鼻・口からの花粉の侵入を防ぐ、◇花粉を車内、室内に持ち込まない、◇うがい、洗浄(目、鼻、顔)を行う事が挙げられます。
対処法としては、内服薬・点鼻薬・点眼薬の処方が広く知られています。最近では原因となる花粉を突き止め、予防接種のように、その花粉の成分を注射する事で花粉に慣らしてしまう減感作療法という根治が期待できる治療法もあります。医学が進歩し、一人でも多くの方が、花粉症の苦しみから解放されることを切に願います。
予防注射と言えば、今年は全国的にインフルエンザが猛威を振るっています。神奈川県でも福祉保健所管内の統計で第52週に警報レベルを超え、流行が依然継続しております。
インフルエンザは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを直接吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目、鼻、口を触れたりすることによって感染します。ウイルスを体の中に取り込まないように、毎日の手洗いとうがいをしっかりと行いましょう。
「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
理事長兼院長 岩尾 總一郎
