平成28年2月1日
今年一番の寒波が襲来しました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
冬の大敵はインフルエンザです。
1月第2週の茅ヶ崎保健所管内の定点当たり報告数が4.64と、流行開始の目安となる1.0を超えました。透析医療機関として、患者様に感染が広がることは、何としても避けなければいけません。職員は全員予防接種を済ませており、家族から、また、通勤時の2次感染対策に万全を期していますが、患者様もお一人お一人、十分に注意をしてください。
インフルエンザ対策の基本は、かからないこと。かかってしまったら、他のひとにうつさないよう、以下のことに留意してください。
(1) 発熱の前兆期 → 体を温めて休む
熱の出始めの悪寒や震え。これは体がウイルスと闘うために体温を上げようとしている証拠です。ウイルスは温度が上昇すると増殖スピードが抑制されるので、保温性の高い衣類や寝具で体の熱を逃さないようにすることも効果的。湿度を保った温かい部屋で ゆっくり休みましょう。
(2) 発熱の上昇~ピーク期 → ビタミンCを補給する
発熱によって免疫細胞の働きが活発になると、ビタミンCが大量に消費されるため、ホットレモンなどの飲料で、体を温めながらビタミンCを補給することが大切です。
(3) 発熱の下降~解熱期 → こまめな着替えと水分補給
汗で濡れた衣類は、体を冷やす原因となり、新たなウイルスの侵入につながります。こまめに着替え、汗で奪われた水分は飲料などでしっかり補給しましょう。
『患者様第一』を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
理事長兼院長 岩尾 總一郎