平成29年2月1日
まだまだ厳しい寒さが続きますが、皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。さて2月3日の節分ですが、もともと「季節を分ける」という意味があり、一年の境目とされておりました。この「立春」という言葉、1年を15度ごとに24等分した二十四節気の一つです。1年を春夏秋冬の四季に分け、その四季を6 つの節気と中気に分けた時季を言います。節気は「立夏」「立秋」「立冬」、中気は「春分」「夏至」「秋分」「冬至」が良く知られています。ちなみに「土用」「彼岸」「入梅」等は二十四節気を補う季節の移り変わりの目安として用いられます。この二十四節気、地球が自転軸を傾けて公転することで起きます。地球が公転軌道上、どの位置にいるかによって季節がわかることになります。
普段何気なく参加している季節の行事。四季に恵まれた日本人が季節の移ろいを体で感じ、自然と共生してきた事が基になっています。
同じ空の下、どのような気持ちで先人が過ごしたのかを考えてみるのもよいかもしれませんね。
神奈川県においては、11月中旬にインフルエンザの定点当たりの報告数が流行の目安である「1」を超え、1月1日には定点当たりの患者報告数が「8.94」となりました。この定点当たりの報告数という言葉。まず、一定の基準を満たした医療機関の中から保健所管内の人口に応じて、無作為に選定された県内346 ヶ所の医療機関を定点と呼びます。その定点からの毎週の報告数を対象医療機関で割った値が報告数となります。
この数値によって感染症の流行の状況を把握しているのです。
まだまだ流行しています。手洗い・うがいを励行するとともにくしゃみ等の症状がある場合は咳エチケットへのご協力をお願いいたします。
「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏なきよう努めてまいります。何卒よろしくお願いします。
本年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げて今年のご挨拶とさせていただきます。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 阿部 重一