平成29年7月1日
向日葵が太陽に向かって日に日に背を伸ばしていくこの頃、
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
この時期、高校球児達が白球を追いかける姿に胸を熱くし、一喜一憂する光景は日本の風物詩であり、母校の結果をチェックされている方もいるのではないでしょうか。そんなスポーツはスポーツでも「e-sports」をご存知でしょうか?コンピューター、ビデオゲームを使った対戦を意味し、海外ではプロチームが存在し、億単位の賞金が設定された大会がある程ブームとなっています。スポーツという言葉が日本では「運動」というイメージが強いですが、欧米では「楽しむ競技」と認識され、チェスやビリヤードはスポーツとして認知されています。アジア圏ではインフラ整備と発展と共に、政府の後押しもあり、中国、韓国の若者の間で爆発的に成長し、2018年インドネシアアジア大会でデモ競技として、2022年中国アジア大会においてはメダル種目として開催されることが発表されました。
今夏は屋内で繰り広げられる若者の熱き戦いにも 注目してみてはいかかでしょうか?
さて先日、東北大学が多様な細胞に変化する能力を持つ多能性幹細胞【MUSE細胞】を発見したという記事をご紹介しましたが、今度は山梨大学医学部の研究グループが、脳卒中が起きた後に傷ついた細胞を「食べる」=不要な物質を除去することで脳の修復を促す「貪食性」を持つ新たな細胞「アストロサイト」を発見したと英国の科学誌で発表しました。脳卒中は、がん・心臓病に次ぐ日本における第3位の死因です。研究者の弛まぬ努力の賜物であると同時に患者さんに、また新たな希望を見出せる発見があった事を大変嬉しく思います。
「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 阿部 重一