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クリニック通信

平成31年3月1日

 まだまだ寒さは身にしみますが、各地で春の便りも届き始めました。
3月のはじめは、二十四節気の一つ『啓蟄』。今年は3月6日です。
啓蟄とは、冬の間中地中に冬籠りしていた虫たちが、目覚め活動を始
める頃を指しているそうです。梅、桃、桜、菜の花と桃色や黄色で色鮮やかになってくる春の風景が今から待ち遠いしものです。

 柔らかい日差しに春の訪れを感じる3月、眠りが心地よい季節ですね。陽気のよい春は、昼間ついウトウトと眠くなってしまいます。そんな時「春眠暁を覚えず」と思われる方も多いのではないでしょうか?
実際は昼寝の事を詠ったものではなく、「春の夜はぐっすり眠れるものだから、夜が明けたのに気づかず、つい寝過ごしてしまう」という、うららかな春の気分の歌のようです。こんなふうに漢詩として詠まれるほど春は眠くなるのは、ごく自然な生理現象で、春になると気候が暖かい影響で寒さから解放され、交感神経が活発になり日中の活動量も増えます。その為、疲労感が出やすく、昼も夜も心地良い眠りに誘われる事が増えるようです。
 さて、どうにもならない眠気を感じた時、どのような事を試されていますか?
眠気には居眠りが効果的で、ほんの2、3分の居眠りでも疲れをとり、頭をリフレッシュするのだそうです。有名なエジソンやレオナルド・ダビィンチも、居眠りの達人だったとか。眠気に効くだけではなく、居眠りには「ひらめき効果」もあり、短時間の眠りは右脳を活性化し、直感的な感覚を高めるようです。
さらに居眠りには「リラックス効果」も。仕事の合間など、毎日の生活に上手に取り入れてみるのも良いかもしれません。

 さて、深夜までパソコン・スマホを見すぎたりして夜型生活になり、その為中々眠れなかったり、熟睡できずに朝寝坊という人も多いのではないでしょうか?
私たちの脳の中には、睡眠や体温、血圧などのリズムを整えている“体内時計”があります。地球の24時間周期に対し、人間の生体時計は25時間周期でこのズレを調整する鍵が太陽の光です。朝目覚めた時の太陽の光で生体時計がリセットされ、朝を起点としたリズムがつくられます。
朝の光が目に入ってくるのが遅れれば、その遅れた時点からタイムスケジュールがスタートするので、遅れた時間だけ眠くなる時間も遅くなります。
“早起き”、そして起床後なるべく早く太陽の光を浴びる事が大切です。睡眠は疲れを取ってくれるだけではなく、心身の修復や記憶の整理もしてくれます。規則正しい生活リズムを身につけ、気持ちいい朝をむかえましょう。

 桜の開花予想も発表され、開花が楽しみとなりました。さて、梅?桃?桜?と「良く似ていて違いがわからない」なんていうことはないでしょうか?基本的に花の咲く順番は、梅→桃→桜になります。

一番わかりやすいのが桜の花です。梅や桃の花は直接、茎に花をさかせ、花数が少ないのですが、桜の花は「花柄(かへい)」が長く花芽が房状で花数が多いです。花柄とは花軸から分かれ出て、その先端に花をつける細い枝のことです。梅と桃は葉っぱで見分けるのが一番簡単なようです。
梅の木は、花が完全に散って新芽をだしますので、花が咲いているときには葉っぱはありませんが、桃の木は花と同時に新緑の葉っぱがでてきます。また、花びらの形で、梅は先が丸く、桃は先がやや尖っていて、桜は先が割れている点も見分けるポイントです。観賞する時の参考にして「お花見」を楽しんで、春を感じましょう。

 春を感じる時季は、日々の寒暖差や、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる気圧変動が大きい季節です。天候の変化にすぐ順応出来ず、体調を崩してしまうことがありますので、体調管理には十分お気を付けてお過ごしください。

「患者様第一」を心掛け、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。何卒よろしくお願いします。

 

医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 阿部 重一

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