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クリニック通信

令和元年8月1日

 暦の上では立秋とは言え、まだまだ厳しい暑さが続いておりますが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 8月と言えば、夏の風物詩として「花火大会を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 花火は、そもそもは送り盆の時期に、魂の鎮魂のために打ち上げられたとされています。また、戦後GHQによって禁止されていた花火製造が、1948年の8月1日に再び許可され、花火大会が行えるようになったことで、8月1日は『花火の日』と制定されました。そのため、花火大会は夏に開催されることが多いようです。
ここ茅ヶ崎でも、8月10日(土)に『第45回サザンビーチちがさき花火大会』が、8月23日(金)にはお隣駅の平塚で『湘南ひらつか花火大会』が開催予定となっています。
皆様も夜空に煌めく花火観賞に出かけてみてはいかがでしょうか。

 さて、残暑が続くこの時期に気を付けたいのが「熱中症」です。熱中症は、炎天下などの屋外だけでなく、室内でも危険性が高いことをご存知ですか。また、透析患者さんでは、一般に言われる熱中症対策(「水分をこまめにとる」「塩分をほどよく摂取する」など)とは違ったポイントが大切となります。

◇透析患者さんの熱中症対策◇

(1)

塩分・水分は過剰に摂取しないようにしましょう

普通の熱中症対策では、「塩分と水分をしっかり摂取すること」が基本ですが、腎不全患者さんの場合、水分や塩分を過剰に摂取してしまうと腎不全の悪化につながります。特に、塩分の摂り過ぎには注意して下さい。一回で大量に水分を摂るのではなく、こまめに少しずつ摂るようにしましょう。水を飲むのではなく氷を一個なめる、といった工夫もいいかもしれません。

(2)

体重や血圧をこまめに測って管理しましょう

暑いと水分の摂取量が増えてしまいますので、体重をこまめに測定しましょう。また、汗をかくと血圧が下がることがあります。毎日欠かさず測定し、記録しましょう。血圧管理をしっかり行いましょう。

(3)

暑い中での運動は避けましょう

夏の間、早朝の涼しい時間以外は運動を避けるようにしましょう。日中に運動したい場合は、室内の運動施設やプールなどを利用するといいでしょう。

(4)

その他

その他、暑さをさけることに関しては、普通の熱中症対策と同じです。例えば、帽子や日傘で暑さを避け、室内はカーテンやすだれで直射日光を防ぐ、エアコン等で室温を調節しましょう。

万が一、めまいや頭痛などの熱中症の症状を感じてしまったら、まずは涼しい場所に移動して、衣服をゆるめる・冷却グッズを活用する・ぬれタオルを当てうちわで扇ぐなどして体を冷やして様子を見ましょう。また、熱中症の症状やその疑いがある時は、透析日以外でも医師にご相談ください。

「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。


 

医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕

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