令和3年4月1日
春風の心地よい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
4月は、旧暦で「卯月(うづき)」と呼びます。旧暦の4月は、新暦で言う4月下旬から6月上旬のことで、この季節は卯の花が咲く時期なので、「卯の花月(うのはなづき)」を略して、「卯月」となったといわれています。また、「卯月」の「う」は、「初」「産」を意味し、1年の最初を意味しているという説もあります。
年度初めのこの時期は、気候はもちろんのこと、生活の環境も大きく変化する季節です。この時期に気を付けたいのが春の体調不良で、その原因としてもっとも大きいのが「気候の変化」です。
春は陽気に包まれてポカポカ……という印象ですが、意外と冷え込む日もあり、薄着で外出すると「意外と寒い!」「身体が冷え切ってしまった!」という経験をお持ちの方も、多いのではないでしょうか。
「花冷え」という言葉があるとおり、桜が咲くような時期になっても寒さがぶり返すこともしばしばあります。
また、気圧の変化が激しいため、自律神経のバランスが乱れがちになり、知らないうちに心身にストレスを受けています。
春になると日照時間が長くなるため、冬時間だった体内時計が乱れ、
「なぜか熟睡できない」「長時間眠っても、疲れがとれない」という人も。
このように、自律神経の乱れや睡眠リズムの乱れによって、慢性的な疲労感や倦怠感など、さまざまな不調が出やすくなります。
心のバランスを整えるには、「起きる時間」「寝る時間」「朝昼夕の食事の時間」を、毎日なるべく同じ時間になるよう心がけ、生活のリズムを整えましょう。また、暑さ・寒さを感じたら、すぐに脱ぎ着できるように「薄物の重ね着」を備え、体温調整に気を付けましょう。
栄養バランスの良い食事をとり、適度な運動も大切ですが、休日には何もしない等、たまにはのんびりとした時間を過ごし、心身をリフレッシュしてみては如何でしょうか。
「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。
何卒よろしくお願いいたします。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕