令和3年6月1日
鬱陶しい長雨の季節ではありますが、皆様お変わりございませんでしょうか。
本来であれば、昨年開催される予定だったオリンピック・パラリンピック「東京2020」ですが、新型コロナウイルスの影響で一年延期になりました。今年も開催が危ぶまれていますがどうなるのでしょうか…。
オリンピックの歴史を少し見てみましょう。
第1回近代オリンピックは、今から125年前、1896年にギリシャのアテネで開催されました。参加したのは欧米先進国の14ヶ国。選手は男子のみで241人。女子禁制の大会だったのです。実施された競技は、陸上、水泳、ウエイトリフティング、レスリング、フェンシング、射撃、自転車、テニスの8競技のみでした。
第2回パリ大会では競技種目や参加者は格段に増え、女子選手も出場し、16競技95種目が行われ、24の国と地域から997人(うち女子22人)の選手が参加したそうです。女子の競技はテニスとゴルフのみでした。
日本が初めて参加したのは、第5回ストックホルム大会。男子2名が陸上の選手として短距離とマラソンに参加。
日本のメダル第一号は、1920年ベルギーのアントワープ大会。男子テニスの熊谷一弥さん(シングルス・ダブルス)と柏尾誠一郎さん(ダブルス)で、銀メダルを獲得しました。
日本初の金メダリストは、1928年オランダのアムステルダム大会で、織田幹雄さん(陸上三段跳)と鶴田義行さん(水泳200M平泳ぎ)です。
1964年の第18回東京オリンピックでは、93の国と地域から5000人を超える選手が参加。競技数も20競技163種目に増えました。アジア地域で初めて開催された大会で、当時は「有色人種」国家における史上初のオリンピックという意義を持っていました。また、アジアやアフリカにおける植民地の独立が相次いだこともあり、過去最高の出場国数となりました。第二次世界大戦で敗戦したものの、その後急速な復活を遂げた新日本が、再び国際社会の中心に復帰するシンボル的な意味を持つとされる歴史的な大会となりました。
それから56年の時を経て迎える第32回東京2020大会では33競技339種目に増え、過去最多となっています。前回より①野球・ソフトボール②空手③スケートボード④スポーツクライミング⑤サーフィンの5競技、パラリンピックには①テコンドー②バドミントンが新たに加わります。選手数は約1万5000人です。今年予定通り開催されれば、大いに盛り上がりが期待されますね。世界平和を願うスポーツの祭典が当たり前に行われる日常を切に願います。
「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。
何卒よろしくお願いいたします。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕