令和4年3月1日
春まだ浅い今日このごろですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
日本では弥生の他に、花月、嘉月、花見月、夢三月、桜月等の別名もある3月。
3月3日のひな祭りが、もとは厄払いの行事だったというのはご存知でしたか?
ひな祭りの起源は、300年ごろの古代中国で起こった「上巳節」にさかのぼると言われています。「上巳」とは旧暦3月の最初の巳の日の事。後に行事の日付が変わらないよう、3月3日となりましたが、もとは女の子のための行事ではなく、春の訪れを喜び、無病息災を願う厄払いの行事でした。3月初めは季節の変わり目で、災いをもたらす邪気がはいりやすいと考えられていました。古代中国では、川で身を清め、けがれをはらった後に宴を催す習慣がありました。これが平安時代日本に伝わり、宮中の人形遊び「ひいな遊び」と結びつき「流し雛」へと発展したと言われています。
さて、最近活動量が減っていませんか?コロナ禍で外出が減少しています。それにより活動量が減り、人と会話する機会が少なくなり、生活意欲が低下、ますます活動量が減るという悪循環を招いているとの指摘があります。長期にわたる自粛生活は脳の健康にも影響を与えているといわれます。その為、これまで以上に脳の健康を意識する事が大切です。休日や余暇を趣味にあてると、認知機能低下リスクを下げるとの調査結果もあります。自分が楽しめる趣味を見つけてみてはいかがでしょうか?脳は楽しい事が大好きです。好きな事、興味のあることから取り入れてみてはいかがでしょう。
3月3日は日本耳鼻咽喉科学会が定める「耳の日」です。耳は、私たちが生活をしていく上で外部からの音の情報を得るための大切な器官です。難聴になると、情報量が少なくなり、脳への刺激が減少。コミュニケーションがうまくとれなくなり、ますます脳の活動が低下します。耳の病気がなくても、大きな音を長時間、聞き続けることや、疲労や過度のストレスにより聴力がダウンする場合があります。正常な「聞こえ」を保つには、次の点に注意しましょう。
◆年に1回は「聴力検査」を受ける
◆大きな音がする場所や、ヘッドホンの大音響は避ける
◆疲労やストレスを溜めない
◆良質な睡眠・休養をとる
◆適度な運動、バランスのよい食生活を続ける
聴力が低下したときは、なるべく早く耳鼻咽喉科を受診し、耳の健康について定期的にチェックするようこころがけていきましょう。
「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。
何卒よろしくお願いいたします。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕