令和5年9月1日
前回の患者様各位では、高校野球の豆知識について触れ、神奈川県代表の慶応が頂点に立つといいな、なんてことを書いておりましたら、なんとその通りに。仙台育英との闘いは歴史に残る大勝負だったと思います。リアルタイムでは見ることはできませんでしたが、その後録画した試合を見て、結果がわかっているにもかかわらず、手に汗握る試合展開に最後まで目が離せませんでした。
さて、9月に突入しましたね。これからだんだんと涼しくなり(そう願っています…)、過ごしやすい季節になっていく(そう願っています…)ものと思われます。
9月はいろいろな記念日があります。例えば、9月1日は「防災の日」。なぜこの日が防災の日になったかといいますと、いまからちょうど100年前の1923年9月1日に関東大震災が発生したからです。死者、行方不明者約10万5千人、マグニチュードは7.9で、37万棟以上の住宅被害があったそうです。この関東大震災の歴史を通じて防災意識を高めようと閣議了解で制定されたものだそうです。
上記はサントリーさんのTwitter(現在はX)で呟かれた、自社製品の意外な活用方法を紹介し、防災意識を高める工夫をされているものです。当院でも各種災害が発生した際に、患者さん皆さん方の透析の継続を前提とした、BCP(事業継続計画)を策定し、緊急時の透析離脱手技を確立するための練習をさせていただいております。また、今年度から透析に必要なフィルタや透析液などの購入先を変更し、寒川にある倉庫から取り寄せることで、緊急時に物品の不足などが起こらないよう、さまざまな手をうっています。
災害時に私たちにとって一番避けなければならない事態は、「透析ができない」状態になることです。従ってさまざまなシチュエーションを想定し、可能な限り透析ができる体制を維持できるよう、シミュレーションを繰り返さなければなりません。万が一の場合においても、職員一同、常に連絡を取り合える体制を構築しておりますので、安心して通院していただきたいと思います。
そして、皆さん体感されていると思いますが、やはりコロナウィルスがまた流行り始めています。社会的に徐々に忘れ去られてきた感はありますが、ウィルス自体がなくなるわけではありません。下記の図は神奈川県の新規感染者数の推移です。
暑いこの時期とも合わさり、マスクの着用をされていない方も多く見かけるようになりました。安全のためにも、マスクの着用、うがい手洗いの徹底、そしてこまめな換気。これらはこの先も基本的な感染予防策として普遍のものになると考えられます。あまり悲観的になる必要はないと思いますが、日ごろからの感染予防が、長期的に見ればご自身の健康維持にもつながると思いますので、どうぞご留意頂ければと思います。
今後も引き続き、「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕