令和6年8月1日
暦の上では立秋を迎えますが、まだまだ暑さ厳しい折いかがお過ごしでしょうか。短い梅雨の後は暑さが猛威を振るい、一部地域で集中豪雨が相次ぎました。
さらにこれからの時期増えてくるのが台風です。
熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風速8)以上のものを台風と呼ぶそうです。(気象庁「台風に関する用語」より)
日本は台風大国であり、毎年台風が上陸し被害をもたらしています。
台風はその規模や進路で数日前から予想ができる災害です。 事前の準備をして被害を最小限に抑えることができます。 台風対策のポイントは、
- ハザードマップを確認し、避難方針を決める(4~5日前)
- 自宅がリスクの高いエリアにある場合、自宅以外で台風を過ごす選択肢も検討しましょう
- 避難所は最終手段と考え、在宅避難を選ぶ場合もあります
- 避難のタイミングを早めに決める
- 避難開始の基準を家族と話合い、事前に決めておくことが重要です
- 「マイ・タイムライン(災害時の個人の避難行動計画(スケジュール表)」を活用して、避難行動をスムーズに取るようにしましょう
- 台風対策グッズの購入や備蓄品の補充
- 台風対策グッズや備蓄品は早めに確認し、足りないものがあれば購入しておきましょう
- 日頃から災害食をローリングストック(食材・加工品を多めに買っておき、使った分だけ補充することで常に一定量備蓄しておく方法)で備えましょう
- 避難時、すぐ持ち出せるよう保険証や・透析条件カードを持出しリストに加えましょう
- 台風の場合では長期避難となる可能性は低いかもしれませんが、保険証や透析条件が記された透析条件カードは常に持ち出しリストに加えておくことが重要です
また、透析患者さんにおいてはちょうど台風直撃の日と透析日が重なる可能性も考えられます。
茅ヶ崎セントラルクリニックでも台風が直撃しそうな進路予測の場合、その動向に注視し安全な透析ができるようご案内する場合がございます。
その際は透析日や透析時間についてご相談させていただくことがございますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
暑さ厳しい日々が続きますが、くれぐれもご無理をせず体調を崩されぬようお過ごしください。
いつもと違うと感じることがありましたら、すぐに透析室スタッフへお声がけください。
「患者様第一」を心掛け、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏無きよう努めてまいります。
何卒宜しくお願い致します。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕