令和6年10月1日
日ごとに深まりゆく秋を感じる頃になりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
紅葉の季節、街路樹も赤く染まり移り行く景色を楽しませてくれます。美しい日本の景色を見ることができるのも、季節の変わり目がはっきりとしていることと目が健康なおかげでしょうか。
さて、10月10日は「目の愛護デー」です。
人間が体の外から受ける情報の約80％は目から入るといわれています。人にとって目はとても大切なものです。10月10日の「1010」を横に倒すと眉と目に見えることから、この日を「目の愛護デー」とし、目を大切にするように呼びかけるイベントが各地で行われています。
みなさんは『アイフレイル』という言葉を聞いたことはありますか？
アイフレイルは加齢に伴う目の機能低下です。フレイルという概念は、健康と要介護の中間状態。最初はあまり自覚しないかもしれませんが、加齢とともに身体機能に衰えが生じるように徐々に視機能に障害が現れ、放置すると重度の視機能低下となり、日常生活に支障をきたします。目に限らず、フレイルは早期に適切な治療・対処を行うことにより進行を抑えることができます。またアイフレイルは、他のフレイルにも影響します。白内障による視力の低下は転倒リスクが高まり、視力が悪いと身体活動の低下から社会参加が難しくなり、足腰の低下につながります。
日本眼科啓発会議が以下の検査を行い、自己検査をお薦めしています。
- 目が疲れやすくなった
- 夕方になると見えにくくなることが増えた
- 新聞や本を長時間見ることが少なくなった
- 食事の時にテーブルを汚すことがたまにある
- 眼鏡をかけてもよく見えないと感じることが多くなった
- まぶしく感じやすくなった
- はっきり見えない時に瞬きをすることが増えた
- まっすぐの線が波打って見えることがある
- 段さや階段が危ないと感じたことがある
- 信号や道路標識を見落としそうになったことがある
☑が2つ以上の人はアイフレイルかもしれません。一度、眼科専門医にご相談してください。
さて、茅ヶ崎セントラルクリニックでは遅ればせながら先月より「本格的」にマイナンバーカードを使用したオンライン資格確認を実施しています。透析室入室前、あるいは透析後にお声がけさせていただきます。マイナンバーカードご持参にご理解とご協力をお願いいたします。
「患者様第一」を心がけ、質の高い医療を提供すべく、診療に遺漏なきよう努めてまいります。何卒よろしくお願いいたします。
医療法人社団 茅ヶ崎セントラルクリニック
院長 仙賀 裕
