臨床工学科
臨床工学科には、7名の臨床工学技士が勤務しています。
業務の中心である透析機器の管理については、各機器や透析液供給装置などの定期的なチェックを徹底し、機器のトラブルで透析治療が中断することが決してないように努めています。透析治療の管理に関しては、 Kt/V(透析効率)、CTR(心胸郭比)などのモニタリング結果に基づき、透析モードや透析液、膜の選定などについては医師と連携して、個々の患者さんに最適な選択に努めています。 ダイアライザーは、小孔径から大孔径までかなり揃えており、一つのサイズにつき1 社ではなく複数社の製品をストックして、不測の事態にも備えています。機器や透析液、透析膜など、新しい情報を入手した際は直ちに医師と情報共有して、医師から相談があれば常に最適なアイテムを提案できるようにしています。
最近導入したシャントエコーでは、今のところ必要な場合は医師の指示の下、看護師が中心となって操作しています。今後は看護師の協力の下、エコーによるVA管理などにも技士が積極的に関わっていくことが大きな目標です。